日航『ワンワールド』残留

日本航空が、米国最大の航空会社であるデルタ航空との提携を見送る方針であるとのことです。
当初デルタ航空と提携してスカイチームに加盟するという話でしたが、会長に就任した稲盛和夫会長がデルタ航空との提携に難色を示したようです。

これにより米国第二位の航空会社であるアメリカン航空との協力を強化しつつ、アメリカン航空とともに加盟している航空連合『ワンワールド』に残留する方向で調整に入ったとのことです。
デルタ航空とではなくアメリカン航空との提携を維持して、今月中旬をめどに両社で米独占禁止法の適用除外『ＡＴＩ』を米政府に申請する動きがあるようです。

先日のニュースでは企業再生支援機構と日航はアメリカン航空と提携するより欧米やアジアで充実した航空網を持つデルタ航空と提携した方が倍以上の利益を確保できるような分析結果でしたが、トップの考えは『昔からの付き合いは大事だ』とのことです。
確かに付き合いは大事ですけど自分が思うにこのまま何も変わらずに赤字経営を引き続きすることになりそうな気がします。

果たしてＪＡＬは本当に再建できるのでしょうか。
税金を使って再建しようとしているのですから確実に結果を出して頂きたいと願っています。
元株主ということもあり非常に興味がありますので今後も動向に注目していきたいと思います。